首里建装

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店舗内装工事の重要性

店舗内装の良し悪しは、お客さんが最初に感じ取るお店の第一印象を左右するため、非常に重要な要素です。最近では、内装にこだわる経営者が増えています。しかし、どんなにお洒落なレイアウトやデザインであっても、利用するお客さんにとって不便では意味がありません。例えば、商品が見づらい、移動がスムーズにできない、照明が暗すぎるなど、実際に営業を始めてから気づく問題点は多々あるかもしれません。開業後に工事をやり直すことは難しいため、そのような事態を防ぐためにも、専門業者としっかり相談し、動線など細かい部分まで配慮した内装工事を行うことが必要です。

店舗内装工事のポイント

お店のコンセプトを決める

お店を開業する際に最初に考えるべきなのは、お店のコンセプトです。コンセプトが決まらなければ、店舗のデザインを決めることもできません。例えば、飲食店の場合、洋食、和食、居酒屋、カフェ、バーなど、業態によって内装のデザインは大きく異なります。また、洋食でもフレンチ、イタリアン、メキシカンといったバリエーションがあり、それぞれに合ったデザインが必要です。さらに、ターゲットにする客層も考慮する必要があります。これらの基本を決めた後、ゆったりとくつろげる空間にするか、回転率を重視したレイアウトにするかといった店舗の造りも含めて、コンセプトを具体化していきます。

来店したお客さんが第一印象でお店のイメージを掴めないと、そのお店に対して良い印象を持たなくなりがちです。特徴のないお店は客足が遠のき、最終的に閉店に追い込まれる可能性も高まります。だからこそ、お客さんに好印象を与え、居心地の良いと感じてもらえるお店作りが重要です。そのためにも、最初に決めるコンセプトが非常に大切な要素となります。

店内のレイアウトについて

一度お店をオープンすると、内装を修正したいと思っても簡単に改装することは難しくなります。そのため、開業前にしっかりとレイアウトを検討し、設計することが大切です。ここでは、飲食店を例に、押さえておくべきポイントについてご紹介します。

キッチン(厨房)

1. 調理人が働きやすいレイアウト
お店の回転率を向上させるには、効率的にお客さんに飲食物を提供することが重要なポイントです。そのため、調理人の視点に立ち、作業の動線を工夫して、調理がスムーズに行えるレイアウトを考えることが必要です。

2. 厨房内のスペース
厨房に複数のスタッフが入る場合、余裕を持って動けるスペースを確保することが重要です。忙しい時間帯に人同士がすれ違う際にぶつかったり、冷蔵庫を開けたときに扉が邪魔で通れないといった問題が起こると、作業効率が下がり、思わぬミスを招く可能性があります。

3. 厨房機器の容量を事前に想定する
見込む客数に合わせて、適切な容量の厨房機器を選ぶことが重要です。機器が大きすぎると経費がかさむだけでなく、スペースを圧迫してしまいます。逆に、小さすぎると必要な材料を十分に収納できず、営業に支障が出る可能性があります。後で買い替えが必要になると、余計な出費が増えるため、あらかじめ客数に応じた機器を想定しておきましょう。

4. 厨房備品の収納スペースを確保する
調理中に必要な道具をすぐに取り出せるよう、十分な収納スペースを確保することが大切です。

5. シンクは2〜3ヶ所に分ける
厨房に十分なスペースがある場合は、グラス用のシンクと、油物や鍋を洗うためのシンクを分けると、より効率的に作業ができるようになります。

客席(ホール)

1. テーブル席は2人掛けで移動可能にする
飲食店では4人掛けのテーブルが一般的ですが、来店するお客さんの多くは2人以下の組み合わせが主流です。そのため、2人掛けのテーブルを基本とすることで、店内のテーブル数を増やすことができます。3人以上のグループが来店した際には、2人掛けのテーブルを組み合わせて対応すれば、相席をお願いせずに済むため、柔軟に対応できるようになります。

2. 荷物置き場を設置する
カウンター席などに荷物を置くスペースがないと、隣の席に荷物を置いてしまい、他のお客さんが座れないという問題が生じることがあります。これを防ぐために、荷物を置ける棚やカゴを設置しておくことが重要です。

3. トイレは常に清潔に保つ
トイレの清潔さは、サービス業において非常に重要なポイントです。もし、食事前に利用したトイレが汚れていれば、お客さんの食事を楽しむ気分は損なわれ、お店の信用も大きく低下してしまいます。特に女性客にとっては、トイレが清潔であることが重要であり、化粧直しができる「化粧室」としての役割も求められます。

4. カウンターの高さに配慮する
カウンターの高さが高すぎると、足が宙に浮いてしまい、落ち着かない状態になります。デザインだけでなく、こうした細かい点にも気を配ることが大切です。